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美しき残酷な狩人 後編

美しき残酷な狩人

長めです…











私はもう誰かに依存したり

捕らわれたり

誰かに捨てられたくない


そして、もう誰かを求めたりしたくない


(いや……いや……もうあんな思いは嫌!!!)



もう誰にも……

私の心に入ってきて欲しくなかったのに……



「捕まえた……最上さん」



私は捕まってしまった

残酷な美しき狩人に



「もう離さない」


早くここから出なければ私は…



私は



…きっと……






『残酷な美しき狩人 後編』



「ぅん~……ぅう~……うぐぅ………~~」

ーーードンッドンッドンッドンッ

私の唇は敦賀さんの唇で塞がれていた

私は激しく敦賀さんの胸を叩いて
この拘束から抜け出だそうとしても、
敦賀さんは私の腕を掴み、
更に私に激しく侵入してくる

どれくらいこの状態だったのかずっと息が出来なくて、
頭がクラクラしてきたそのとき…

ゆっくりと唇は離された

「息したら?」

「ハァ……ハァ……ハァ…」

あまりの衝撃に足に力が入らない……

そんな私を敦賀さんは支えていた

「もう待てないんだ」

「……?……」

「不破には渡さない」

そう言った敦賀さんは苦痛な顔をして、
美しい顔を歪めていた

それは私の知らない男の顔をしていた

(怖い……)

「最上さん……」

(近寄らないで……)

「俺を受け入れて」

(私に触らないで)

「愛してるんだ……最上さん」



そのとき私の中でなにかが開いた音がした




(ダメ……ダメ……ダメーーー!!)






私はその場から無我夢中で逃げ出した……

自分に起こった変化に怯えているのか

敦賀さんの知らない顔を知ったかからなのか…

考えたくもなかった

「なんで……なんで……」

後ろを振り向かず…

いや、振り向いたらすぐ後ろにいるような気がしたから
振り向けなかった……

「なんで……私なんですか……」

誰も答えない質問をしながら私は一筋の涙を流していた







私はLMEの事務所の中を逃げ回っていた
出口に逃げればよかったのに、
なにを思ったか反対側に逃げ出してしまった。

今の時間、事務所の出入口は一つしかない……

その出入口で待ち伏せされたらアウト。

他の出入口が開くのは確か朝の6時。

それならその時間まで事務所の中を逃げるしかない。

もうあまり人がいない時間帯なのに、
私の逃げる先には足音が絶えない

「ハァ……ハァ……なん…で……ハァ……」

私は必死に逃げていた

捕まってはいけないと頭からの警戒音が消えない

「なんで……あの人が…」

(そんな……ありえない……どうして……どうして…!!)

私は身体の震えに気付き、
両手で震えを抑えていた

(なんで……なんでなの?!)




「もう逃げないの」

後ろから聞こえたその声に私の身体は硬直した

いつもなら耳に届くテノールの声に
安心していたはずなのに……

今はその声が聞こえて震えるほど恐ろしい

「捕まる覚悟はできたのかな?」

私は簡単に敦賀さんに捕まった

その捕まれた右手から伝わる熱が……

私を見つめる熱を帯びた瞳が……

悪い冗談ではないとそう告げる

「なんで……こんな……」

逃げようとしてみても、捕まれた手はビクとも動かない

背中には嫌な汗がながれてくる

「俺から逃げられると思う?」

捕まってはいけないのに……

「やめて…」

逃げなくてはいけないのに……

「やめて……下さい……」

この哀しい目をした残酷な美しい狩人から

(私の心に入ってこないで!!)

私は一歩も離れることは出来なかった


そして、事実はとても残酷で

「やめて……………やめて……下さい……」

(私の心に入ってこないで!!)

もう誰かを求めたりしたくない

(いや……いや……もうあんな思いは嫌!!!)





「捕まえた……最上さん」







私は捕まってしまった


残酷な美しき狩人の腕の中に



「もう離さない」



早くここから出なければ私は…



私は


…きっと……






この人から離れられなくなるのに






私が拒絶していた

この残酷な愛という名の檻の中から……







どうか抜け出す方法を


誰か私に教えて下さい







終わり
ーーーーーー
無理やり箱を開けたらどうなるか
書いてみたかったのです。
なんか蓮さんの扱いすいません(汗)

ここまで読んでくださりありがとうございました!!


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美しき残酷な狩人 中編

美しき残酷な狩人

[]は電話で話しています






ーー捕まってはいけない

ーー逃げなくてはいけない



「俺から逃げられると思う?」




捕まってはいけないのに……




私は一歩も離れることは出来なかった






『残酷な美しき狩人 中編』



「復讐は終わりましたから…」

その言葉に敦賀さんは唖然とした顔をした

あんなに復讐、復讐と言っていた私が
急に復讐を終わらせたと言ったのだから驚いたのだろう…

「だから気にしないで下さい」

「……不破を許したの?」

「……許したというか、馬鹿らしくなりまして」

「…そう」

(敦賀さん…冗談ですよ)

復讐はまだまだ絶賛継続中なんですよと
心の中ではそう呟いていた。

でも、敦賀さんの私を見つめる真剣な雰囲気から
「冗談ですよ」なんて言えなくなってしまった……

(ヤバイ……どうしよう……)

きっとあとから冗談だと知ったら怒るに違いない

(……いつ言おう)

「……」

「……敦賀さん……さっきのは冗談なんです……」

と言い出すつもりが伝える前に

「復讐止めたんだね」

私に向けたその柔らかな微笑みに
私は事実を言うことが出来なくなってしまった







今、私と敦賀さんはLME の廊下を
地下駐車場に向かって歩いていた

敦賀さんが家まで送ってくれると言ってくれて、
今日は好意を受けることにした

本当は嘘ついた罪悪感ですぐにでもこの場を去りたいのだけど

「最上さんに大切な話があるから」

そう言われて逃げ出せなかったのだ。

嘘ついた罪悪感もあって逃げたくても逃げ出せない……

(はぁあぁぁ~~~~)

いつ謝ろうかと考えていたら……




ーーーーブルブルブルブル




「あわわぁわわぁ~~!」

「クスッ、電話?でたら?」

「はい……え?ショータロー」

私は、携帯の画面を見つめて気が付いていなかった

敦賀さんがどんな顔をして私をみていたのか…

「もしもし……」

[キョーコ…今なにしてる?……]

「今って仕事から帰る途……」



ーーーードンッ



(…………え?………)



私は信じられないように敦賀さんを見上げる

何故なら、今私は敦賀さんに
壁際に押し付けられたから

それは、まるで閉じ込めているように…

[おい!……キョーコ!?]

敦賀さんは私から携帯を取り上げた

「不破くん、俺がいるから心配ない」

[なっ!おい!お前……ブチッ]



ーーツーーツーーツーー



夜中の廊下に聞こえてきたのは





電話の通話が終わった音…





そして、唇と唇があわさった音だけだった






つづく

美しき残酷な狩人 前編

美しき残酷な狩人

「ハァ……ハァ……なん…で……ハァ……」

私は必死に逃げていた

捕まってはいけないと頭からの警戒音が消えない

私は身体の震えに気付き、両手で震えを抑えていた

(なんで……なんでなの?!)




「もう逃げないの」





後ろから聞こえたその声に私の身体は硬直した

いつもなら耳に届くテノールの声に
安心していたはずなのに……

今はその声が聞こえて震えるほど恐ろしい





「捕まる覚悟はできたのかな?」



そのとき私は叶わぬ願いを抱いていた





『美しき残酷な狩人 前編』





あなたは誰よりも有能で


あなたは誰よりも美しい


なのにどうして、あなたは……


私を標的にしたのだろうか…












「復讐を手伝ってあげるよ」

「……へ?」

窓の外から綺麗な満月が覗く頃、時刻は夜の22時を回ていた。

お仕事終わりに久しぶりに会った敦賀さんと私は
ラブミー部の部室で2人っきり…

そんな敦賀さんの第一声がそれだった

敦賀さんから復讐という不釣り合いな言葉が出てきて
私は驚いてしまった

誰よりも復讐を馬鹿馬鹿しいことだと思っていた敦賀さんが
そんなことを言うはずないのに…

(もしかして……)

「敦賀さん…それはなにかの台詞ですか?」

「いや、違うよ」

「それなら、私をからかってるとか?」

「いや、それも違う」

「じゃぁ?どうしてそんなこと言うんですか!?」

「……もう待てないからね(小声)」

「え?…なんて?」

「いや、なにでもないよ」

(今、待てないって聞こえた気がしたけど…)

「で、どうする?共犯の件……俺と手を組む?」

「………」

私を真剣な目で見つめる敦賀さん

(……敦賀さん?本気ですか?)

私は復讐を誰かに助けてもらおうだなんて
考えたこともない………

それは、私1人でしなければ、
意味がないと思っているから

そんな私の思いもきっと敦賀さんからしたら
下らない感情だと思う…

私の中では、復讐への敦賀さんの
印象はそんな感じだったのに…

(敦賀さん…なにかあったのかしら?)

いや、きっと敦賀さんのことだから、ここで間違って
「はい!」なんて言ったら、

「君は復讐にとらわれている上に人にまで
手を借りようとするのか!本当に君はなんて馬鹿なんだ」って、

言われるかもしれない!

(きっと私を騙して面白がるつもりなんだわ!そうなら……)

私は瞬時に敦賀さんに試されてると感じこう切り返した




「復讐は終わりましたから…」



その言葉で敦賀さんが反応するかみてみたかった






でも、その私の選択は間違えだったと

この後すぐ知ることになる……







続く


プロフィール

haruka7

Author:haruka7
スキビが好きで二次始めました。
出版社様・作者様とはなんの関係もございません。
主に、蓮さん×キョーコちゃんですが、スキビのキャラのほか、オリジナルキャラも出ますのでご注意ください。
駄文・駄絵ですが、よかったらどうぞ
ごらんください。

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