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芸術は秋にでも 後編

芸術は秋にでも

「はぁあ~~どうしようかな…」

私は1人真剣に考えていた


ここは、だるまやさんで借りている私の部屋。
私は正座になり今日の夕方の事を思い出していた……





『芸術は秋にでも 後編』




ーーーー夕方


ラブミー部の部室にモー子さんと時間差で天宮さんが入ってきた


(……2人とも凄い)


なんでもない顔で、絵に取り組むモー子さんと天宮さん。
2人の顔は真剣というか気迫さえ感じる。
今、私たちは絵画コンクールに提出する絵に
取り組んでいたんだけど……

(2人はもう描くの決まってるんだ……)

私は2人の気迫に押されて、
ただ2人をただ呆然とみつめるだけだった……

「キョーコは描かないの?」

「え?……う~~ん、描くけど…」

「京子さん、まだなに描くか決まってないんじゃない?」

「!……2人はもう決まって描いてるみたいだけど、なに描いてるの?」

「「……」」

その問いに2人はお互いを伺うように黙ってしまった。

(聞いちゃいけなかったのかなぁ~~?…参考にしたかったんだけど…)

私が考えていると……

「『大切なモノ』ってあれしかないでしょ?」

(ーーーーえ?)

真剣?に描いてた手を止めてモー子さんが呟いた。

「私もあれしか思い浮かばなかったわ」

天宮さんもそう口を揃えて話す。

モー子さんと天宮さんには揺るぎないものがあって、
私にはすぐ思い浮かぶモノがない……

「天宮さんとひょっとしたら一緒かもね」

「私も琴南さんと一緒な気がするわ」

「………そうなんだ」

私はそんな2人の揺るがない思いが羨ましく思ってしまった











「さぁ~~どうしよう……」

私の前には一枚の紙がある。
絵画コンクールはテーマは『大切なモノ』。

私の大切なモノは……

私は今、仕事が大切だし楽しい…
自分を作りあげていく感じや、
1つ一つの仕事を成し遂げる達成感が私は好き。

それに、周りのみんなモー子さんや、
天宮さん、マリアちゃんや、だるまやの大将やおかみさん、
社長に椹さん、社さんに
まだまだ、数えきれない人にお世話になってる。
私にとってみんな大切な人達……

そして、最後に思い出したのは



一番お世話になってる敦賀さん……




(うぅ………い、いけない…、
今日の敦賀さんの絵を思い出したら笑えてくるよ……グフッ)




幸せな気持ちに満たされている一方……
大切なモノを考えていた私に自分の中の闇がちらつき始めた




一瞬、頭に浮かんだのは私を置いていった母親の姿と、
私を捨てたショータローの姿……

2人とも過去自分にとって大切な人だった。
でも、呆気なく2人は私を捨てていった。

(こんな過去、忘れられればいいのに……)

癒えない傷を思うと、私の周りの空気がいやに冷えて感じる。
そういうときは、私は指先からどんどん冷えていく気がする
そして、体全体にまでそれはひろがっていく

まるで、心まで凍ってしまたように……


そんなとき、私は必ずコーンを握りしめる。
コーンは私をまとう冷気ですら取り払ってくれる気がした。

しばらくすると、指先から暖かいものに変わっていく……

(…コーン……コーン……)

握りしめながら、コーンの名前を呼ぶ。
頭の中には、金髪碧眼の妖精の国の王子様が微笑んでいた

(…コーン…いつもありがとう…………あぁ!!)

私にも揺るがない大切なモノがあったことに気付いた

握りしめた手をゆっくりと開き、
手のひらの輝く美しい石に感謝した




私と彼の思い出を思い浮かべ私は、鉛筆を走らせた













ーーー絵画コンクール発表当日

秋晴れにふさわしく爽やかな空が広がっていた

私は、いつも通りにLMEに入るとロビーには人だかりが……

(!!……そうだった!今日だった!!)

どうも結果がでたらしく人だかりは一枚の紙の前に群がっていた。
紙には受賞した人の名前だけ書かれているようで
それを見ようと私も早足で近付くのだけど、
あまりの人だかりに前がよく見えない

(う~~ん、どうなったんだろう……)

私は見ようと背伸びしてるそこへ

「最上さん…」

「わ!!びっくりした!!…敦賀さん、おはようございます」

「おはよう……結果でたみたいだね」

「そうみたいですね…」

「勝負覚えてる…?」

「はい、勿論……敦賀さんには負けませんよ!きっと」

「やけに自信あるんだね」

「頑張りましたから!」

そう言ってはみたものの正直、
賞を貰えるのは会社内でも一握りだから、
私も敦賀さんも受賞してないと思う。
だから、私の予想は引き分けなのだけど…

(敦賀さん、あの絵だからな…)

また、思い出したら笑えてきてしまった



「あっ……!最上さん入選してる!」

「え!?本当ですか?」

人だかりで私にはよく見えないのだが、
背の高い敦賀さんの方がよく見えたようだ

人だかりも少なくなって、
私も入選の欄に自分の名前を発見した!!

「やったぁ~~~~コーン!!コーン!!ありがとう!
私にはあなただけよ!!コーン!私の王子さま!!」

「え?」

「…あ!」

敦賀さんがびっくりした顔でこっちを見てる!
私は回りを考えず喜びを表し過ぎたようだ。

回りから痛い視線が私に集中する

「す…すいませんでした///////」

喜び過ぎてしまった自分を反省する

「良かったね!最上さん」

私の上から、敦賀さんの優しい声が聞こえた…
敦賀さんは受賞を素直に喜んでくれていると私は思った

「はい、ありがとうございます!勝負は私の勝ちで……
「俺の勝ちみたいだね」え?…………へぇえぇ!?」


敦賀さんが指差した先には「特別賞」の文字が…

(この賞は上から3番目なのに!!
なんで敦賀さんの名前がーーーーー!!!)

私の入選は良くて20番目…どう考えても私の負けになる

(なんで…なんで…なんでぇ…!!??)

思ってもいない結果になった呆然とした私



そんな私に


「……リクエスト覚悟しといてね!…俺のお姫様」


耳元でささやかれた言葉に何故か色気が伴っていたのに、
私はショックでそれどころではなかった…







ーーそして後日

私は、敦賀さんとの勝負に負け
リクエストが料理ではないことと、
何故かこれまでにないほどの最高級の嫌がらせを受けたのは
誰にも言えない秘密になってしまいました

(↑恥ずかしすぎて言えないのです)




そして、この絵画コンクールが
私の心の中の王子様の正体を知るきっかけになったのでした












おしまい
ーーーーーー
皆様ここまで、お付き合いいただきありがとうございました!!
更新もノロノロで、本当にすいません(;^_^A

<補足>
蓮さんは私の中では、料理以外なんでもできるイメージです。
なので、絵も描けるとおもいます。上手だと思います……たぶん(笑)

後、モー子さんと天宮さんは絵の内容を大女優の夢にしました!
ですが、モー子さんは、キョーコちゃんを描こうとも考えましたが、
喜ぶ姿が恥ずかしすぎるので止めましたんだそうです。

<訂正>
今回の通報いただきましたので、訂正しました!!
本当に毎回すいません(大汗)
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プロフィール

haruka7

Author:haruka7
スキビが好きで二次始めました。
出版社様・作者様とはなんの関係もございません。
主に、蓮さん×キョーコちゃんですが、スキビのキャラのほか、オリジナルキャラも出ますのでご注意ください。
駄文・駄絵ですが、よかったらどうぞ
ごらんください。

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