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美しき残酷な狩人 中編

美しき残酷な狩人

[]は電話で話しています






ーー捕まってはいけない

ーー逃げなくてはいけない



「俺から逃げられると思う?」




捕まってはいけないのに……




私は一歩も離れることは出来なかった






『残酷な美しき狩人 中編』



「復讐は終わりましたから…」

その言葉に敦賀さんは唖然とした顔をした

あんなに復讐、復讐と言っていた私が
急に復讐を終わらせたと言ったのだから驚いたのだろう…

「だから気にしないで下さい」

「……不破を許したの?」

「……許したというか、馬鹿らしくなりまして」

「…そう」

(敦賀さん…冗談ですよ)

復讐はまだまだ絶賛継続中なんですよと
心の中ではそう呟いていた。

でも、敦賀さんの私を見つめる真剣な雰囲気から
「冗談ですよ」なんて言えなくなってしまった……

(ヤバイ……どうしよう……)

きっとあとから冗談だと知ったら怒るに違いない

(……いつ言おう)

「……」

「……敦賀さん……さっきのは冗談なんです……」

と言い出すつもりが伝える前に

「復讐止めたんだね」

私に向けたその柔らかな微笑みに
私は事実を言うことが出来なくなってしまった







今、私と敦賀さんはLME の廊下を
地下駐車場に向かって歩いていた

敦賀さんが家まで送ってくれると言ってくれて、
今日は好意を受けることにした

本当は嘘ついた罪悪感ですぐにでもこの場を去りたいのだけど

「最上さんに大切な話があるから」

そう言われて逃げ出せなかったのだ。

嘘ついた罪悪感もあって逃げたくても逃げ出せない……

(はぁあぁぁ~~~~)

いつ謝ろうかと考えていたら……




ーーーーブルブルブルブル




「あわわぁわわぁ~~!」

「クスッ、電話?でたら?」

「はい……え?ショータロー」

私は、携帯の画面を見つめて気が付いていなかった

敦賀さんがどんな顔をして私をみていたのか…

「もしもし……」

[キョーコ…今なにしてる?……]

「今って仕事から帰る途……」



ーーーードンッ



(…………え?………)



私は信じられないように敦賀さんを見上げる

何故なら、今私は敦賀さんに
壁際に押し付けられたから

それは、まるで閉じ込めているように…

[おい!……キョーコ!?]

敦賀さんは私から携帯を取り上げた

「不破くん、俺がいるから心配ない」

[なっ!おい!お前……ブチッ]



ーーツーーツーーツーー



夜中の廊下に聞こえてきたのは





電話の通話が終わった音…





そして、唇と唇があわさった音だけだった






つづく

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プロフィール

haruka7

Author:haruka7
スキビが好きで二次始めました。
出版社様・作者様とはなんの関係もございません。
主に、蓮さん×キョーコちゃんですが、スキビのキャラのほか、オリジナルキャラも出ますのでご注意ください。
駄文・駄絵ですが、よかったらどうぞ
ごらんください。

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